高校受験 テストでの間違いを繰り返さないための勉強法・指導法


test / DaveBleasdale

中学生の時、私は勉強しても成績が伸びないことが非常に嫌だった時期があります。中学1年と2年時です。あくまで自分としてはちゃんと勉強していたつもりだったのですが点が取れませんでした。中学3年生になると日常的に勉強する機会が増えたせいか点は伸びましたが、明らかに勉強への姿勢が違ったように思います。

今教えているとある生徒のこと

私は授業がない日も毎日少しでも勉強してほしいので100マス計算と英語の課題を出しています。そして授業で課題のチェックを行います。その生徒は成績に波があります。波があるということは明らかに弱点があるということなのでそれを見落とさないようにするためです。

採点をする際に私が気をつけていることは、正解でも不正解でもなぜその解答を選んだのか、書いたのかを聞くということです。私としては「なんとなく」という解答を徹底的に排除したいという思いがあります。

正解だからといってすぐ次の問題に移ってしまったら、"たまたま"正解してしまった場合を見逃してしまいます。これは生徒にとっては実に不幸な話です。高校入試の本番で同じような問題が出たらギャンブルになってしまいます。


もちろんすべて「何となく」を許さないというわけではありませんが、極力どうしてそうなったのか生徒に考えるきっかけを与えたいのです。

私の教えている生徒は「何となく」正解を選んだと答えることが多いです。そういう場合に大事なことは、「なぜ何となくそう思ったのか」を考えさせることだと思っています。何となくにも必ず理由があると思っているからです。そして「以前に見たことがあるような気がしたから」と生徒が答えてくれれば次の対策が打ちやすくなります。何となくの理由を追求することでその生徒に足りないものが見えてきます。また生徒も注意深く問題に取り組んでくれるようにもなります。ですので正解不正解問わずその解答に至った思考過程を大切にすることが大事です。

まとめ

・なぜ?を大切にする
・なぜそういう解答に至ったのかを確認する。
・「何となく」を認めない。何となくにもそれなりの理由がある。それを自覚させる。
・間違いであってもその解答に至った思考過程を大切にする。