西川美和の「きのうの神さま」を読みました。

わたしは普段あまり小説を読みません。読むのは勉強法とかビジネス書的な本が多いです。
昔は漫画も読みましたが最近では絵が邪魔に感じることが多く読むことが少なくなっていました。
(でも弟が買ってくるマガジンは読んでいます笑。久保ミツロウの"アゲイン"がお気に入り)

私の尊敬するとある人物の動画を見たところ読書の重要性について話をされていて、それを見てなるほどと思い時間もあるし読書しようとなったのです。

読書の重要性とは

完全に受け売りです。

「読書をすることは想像力のトレーニング・訓練である。」

<補足>
人間は文字を読むよりイメージで物事をとらえた方が楽。その性質を知っているので広告というのは人間の目に付きやすく、それいでいて頭でイメージしやすい様なデザインになっている。

一方で文字を読むことは頭の中で想像しないと理解できないことが多い。読書を通じて創造する力が身についていくのである。

となるわけです。

想像力というのは相手の痛みを理解するという能力でもあり、社会を生きていくのに必要な能力であるといえると思います。いままであまり本を読むことの意義について考えてこなかった自分が恥ずかしい(苦笑)

きのうのかみさま

この本を選んだのは両親に進められたまま読んでいなかったのを思い出したからです。

著者の西川美和さんの表現というのは非常にしゃれているんだけれど、それでも自分の感覚に強く訴えかけてくる。そんな感じがします。
文章なんだけどすごく頭の中に風景が浮かびやすい。読んでいて自分がその世界にいるような感覚がする。そんな本です。


きのうの神さま

きのうの神さま